ダビンチリゾルブでキーフレームの打ち方を学ぶ!
細かいところに手が届いて、しかも無料でも十分な機能を兼ね備えた動画編集ソフトツールのダビンチリゾルブ(Black Magic提供)!動画(映像)などのメディアなどを編集するにあたって、結構頻繁に登場するのがこのキーフレームという概念です。
普段あまり触れていない人にはちょっととっつきにくかもしれません。そんな人のために、なるべく分かりやすく初心者向けにダビンチリゾルブ(Davinci Resolve)のキーフレームの基本について解説していきたいと思います。
キーフレームとは??

ズバリ!動画編集する人のソフトに対する命令の一つの方法です。つまり編集したい動画の、どの時点で何をどのようなレベルで表示させてよ!って編集ソフトに命令する行為のことです。『何を』という部分が、動画を拡大したい!縮小したい!などの変更したい要素に当たります。
ここでキーフレームに関連する疑問を必要最低限の情報で簡単に以下画像に解説してみました。
キーフレームってどれ?

ダイヤの形をした部分が『キーフレーム』と呼ばれる部分です。この部分をクリックすると灰色から赤色に変わります。赤だとキーフレームを打ったということになります。
どこを調整すればいいの?

もう少し細かく言うと、このキーフレームの左側に表示されている項目の数値を、自分の希望の数値に調整した上でキーフレームを打つことで、自分が変化させたい時間に希望する数値を設定することができます。
グラフだと理解しやすい!

キーフレームをただ打っただけでは、動画のどこの時点でどれくらいの数量に調整したのかが分かり辛いです。そんな時に役立つのがグラフ表示です。横軸を時間、縦軸をキーフームの選択した項目の数量を示します。
このグラフは、時間の流れとともに何をどれだけ変化させているのかが一目瞭然となります。
デメリット

一番ややこしく複雑と感じるのが、複数項目のキーフレームを打つと、その全てのキーフレームが同じグラフ内に打たれるので、複数のグラフが重なって(レイヤー重複)しまい、非常に見づらくなってしまう事です。
上画像だと『ズーム』と『位置』の要素が同じグラフ内に表示されていることを示しています。
基本操作手順(本質チュートリアル)
- 動画の調整したい時間に再生バーを移動。
- 調整したい要素の数値を調整。
- キーフレームを打つ。
タイムラインに動画クリップを配置した上で、以上の操作を繰り返すだけです。あとはグラフ表示を確認しながら調整すれば、最終的にあなたの希望するアニメーションを作ることができるはずです。これはあくまで概念です。具体的な操作に関しては自分で触って体得してくださいね。

1.再生バーを移動させる
変化させたい時間までタイムライン上の再生バーを移動させます。

2.要素の数値を調整
キーフレームを打ちたい要素の数値を調整もしくは入力してください。

3.キーフレームを打つ
数値の調整が終わったら、画面上のキーフレームを打つと動画内に適用されます。
まとめ
今回は『エディットページ』での操作をご紹介しました。(この他にもノード方式が中心の『fusionモード』でもキーフレーム操作は存在します。)動画編集に立ちはだかる壁の一つとして、『キーフレーム』があります。今回はこのキーフレームの概念について解説してみました。一度この機能や使い方を理解してしまえば、編集作業が捗ることと思います。
キーフレームの本質が理解できれば、細かいモーション可能なトランジッションが自分で作成できます!
因みにこれはアニメーション(テキストエフェクト)に限らず、他の素材として文字に関しても利用可能です。色々手で触って体得してみてください。是非とも理解の一助となれば幸いです。
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